浮気調査を興信所に依頼すると高額な料金がかかるし、自分の目で真実を確かめたいので、自分で浮気調査をしようとする人がたまにいます。

しかし、結論から言うとそれは無理です。

自分での浮気調査が無理な理由は

  • 浮気調査するのに十分な機材や能力がない
  • 裁判で使えるような資料を作成出来ない
  • 対象者と顔見知りだとバレてしまう可能性が高い

浮気調査をしようと思ったら、性能の良い隠しカメラや望遠カメラ、ビデオカメラが必要になります。

ある程度距離をとって、尾行したり監視しないと相手に気づかれてしまいますから、これらの機材は必須です。しかし普通の人はそんな機材は持っていないですし使いこなす能力もありません。自分の目で確かめられれば良いと思うかもしれませんが、肉眼でずっと観察しようとすれば、距離を詰めなくてはいけませんが、他人の探偵でも気づかれるのをおそれて至近距離にはいきません。

そうであるにもかかわらず顔見知りの素人が近づけば、すぐにバレてしまい終わりです。

たとえば、調査対象者が不倫相手と一緒に不倫相手の自宅に入っていったところを目撃したとしても、出てくるところも抑えないと証拠にはなりません。そうするといつ出てくるかわからない二人をずっと外で待たなくてはいけません。

夏ならば暑いですし冬なら寒いです。しかも一人で外に突っ立って待っていたら、周囲の人に怪しまれてしまいます。このご時世、場合によっては通報されることもあるかもしれません。最悪、署まで任意同行なんてことにもなりかねませんし、そうなれば、家から出てくるところの証拠をおさえられません。

仮に普通のカメラを使って証拠写真を取れたとしても、当事者がとった写真は探偵の写真よりも劣りますし、詳細な調査報告書がないと、裁判所でも疑いの目で見られます。

よほどの事情がない限り、調査に細心の注意を払ってくれる優秀な探偵を使うことをおすすめします。

探偵が調査で気をつけていること

当事者には難しい浮気調査ですが、もちろん探偵にとっても簡単な仕事ではありません。

  • 証拠を取ることよりも、気付かれないこと、怪しまれないことを最優先にする
  • 必ず2名以上、できれば3名以上で調査にあたる
  • 車だけでなくバイクも準備する

警戒されないこと

まず探偵が一番気をつけているのは調査対象者に警戒されないことです。

一度、調査されていると疑われてしまうと、調査対象者はその後、頻繁に後ろを振り返ったり、急発進や急停車、急旋回をするなどして尾行を振り切ろうとします。こうなってはまともな調査はできなくなります。

また、証拠をとられることを警戒して、不倫相手と会うのをしばらく控えるという行為に出るケースもあります。相手に気づかれさえしなければ、証拠をとるチャンスは何回かありますので、怪しまれないことを優秀な探偵は優先します。

複数名での調査

浮気調査では対象者が職場や家を出てから、ずっと尾行し、ホテルや相手の家に入り出てくる一部始終をきちんと証拠におさめる必要があります。

しかし、調査対象者はどのような行動を取るかわかりません。車で移動するのか、電車で移動するのか、タクシーを使うのか、徒歩で移動するのか、途中どこかに寄り道をするのか予測はできてますが、確実ではないわけですから、一時も目を離せません。

一人での調査では、事実上、対象者の不測の動きに対応できません。時々、小規模の零細興信所に「僕は実力があるので一人でも浮気調査できますよ」などと言う人間がいますが、経験がなさすぎてリスクをわかっていないか、仕事を取るために嘘を言っているかのどちらかです。

単に、探偵の数が足りないために、一人で調査せざるを得ないだけです。

そもそも、一人で調査するとなれば、その一人が常に調査対象者を視界に入れていなければいけません。こちらから見えるということは相手からも見えるということです。何時間も同じ人間がそばにいれば、誰でも「おかしい」と気づきます。その結果、前述のように警戒されてしまいます。

それを防ぐためには、調査時間中、対象者の後ろにつく探偵を入れ替えながら監視を続けなくてはいけません。

そもそも一人で調査する場合、探偵がトイレに行きたくなったり、急に具合が悪くなったらどうするのかという問題があります。探偵にどんな事情があろうが、対象者はその間に動き出すかもしれません。そうなれば、せっかくの証拠をおさえるチャンスが失われてしまいます。

複数の移動手段

探偵が複数名いても、一緒に行動していては意味がありません。

相手が車で移動すれば、これを追わなくてはいけませんが、こちらの探偵がみんな1つの車に乗っていた場合、その車が巻かれたら終わりです。

これに対し、車A、車B、バイクというように1台に1人がそれぞれ分散して乗っていれば、1台が巻かれても、別の1台が追跡を続けることができます。そして、無線や携帯で連絡を取ることで遅れた1台も先回りして合流することができます。

同じクルマがずっと後ろにつけていれば、誰でも怪しいと気づきますが、一定時間ごとに後ろの車が入れ替わることで気づかれにくくなりますし、渋滞の時もバイクが1台いれば、追跡を断念せずに済みます。

このように探偵の浮気調査は確実に証拠をおさえるために様々な準備や対策をしています。素人には到底、真似できないレベルなので、よほどの事情がない限りはプロの興信所に依頼するのが鉄則です。